医師を動かす3つの方法

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医師を動かすためにはタレントマネジメントでアプローチする3つの方法が有効です。

問題の本質は医師不足ばかりではありません。

医師の心理や思考の癖をよく理解するとその方法が見つかります。

医師に病望む行動をとってくれるようになり、病院経営を改善する方法とは。

※この記事の対象者(病院経営にかかわる責任者さま)

・看護マネージャー、看護部長

・事務長、事務局長

・室長、部長、課長、主任

・院長、理事長など

なぜ、医師が経営に非協力的なのか?

これまで30年以上、病院経営に携わってきましたが、多くの病院が「医師が経営に強力的ではない」という問題に悩みます。

病院の経営環境が以前よりも厳しくなってきた今、経営の問題を解決するには、医師の理解や協力が欠かせません。しかし、医師に業績(お金)の話をすると、嫌な顔をされるだけ…。病院経営に関わる方ならば、このような経験は数えきれないでしょう。

なぜ、医師が経営に協力的ではないのか?その理由は、医師の価値観にあります。多くの医師にとって経営の問題は二の次。彼らは、何よりも自分の診療ニーズを優先します。彼らは医師になるために、膨大な時間と情熱、努力を費やしてきたのですから、これは当然のことかもしれません。

また、おなじ診療科でも、医師によって考え方や価値観は微妙に異なります。そのため、医師が100人いれば、100通りの対応が求められることも、医師が経営に非協力的な問題を複雑化させる原因のひとつ。

つまり、すべての医師から協力が得られる経営戦略は、存在しないのです。

すべての医師を動かす必要はない

もし、病院経営について、医師の理解や協力を得たいならば、アプローチする医師を絞りましょう。どの病院でも、病院の収益や人間関係において、良い影響を与えている医師が必ず存在しますが、まずは、彼らを見つけること。

そして、彼らを他よりも優先し、彼らが働きやすい環境を作るのです。

「極端すぎないか?」と思われたかもしれませんが、この実話を聞けば考え方も変わるでしょう…

 

 

「医師不足」ではなく「しっかり働く医師が少ない」

私が訪問した、ある病院で実際にあった問題です。その病院の経営状態は良くありません。むしろ、危機的な状況にありました。

何よりも問題だったのが、この危機的な状況に関心を持たない医師が、あまりに多いこと。責任者クラスの医師でさえ無関心で、やりたい放題。

たとえば、正当な理由なく急患を断る部長(しかも、受け持ちの入院患者数はひとケタ)。週2コマの外来以外は、何をしているのかよくわからない管理職医師など…、勤務医組織に寄生する「ノンワーキング常勤医師」に頭を抱えている状態でした。

その結果、医局全体の士気は下降の一途。やる気が高く、優秀な医師から順に転職する状態です。

この病院は「医師不足」を訴えていましたが、実態は、「当直や残業可能な勤務医の不足」。ようするに、しっかりと働いてくれる医師が少なかったのです。このような問題は、多くの病院で発生しています(しかも、その多くは水面下で)。

もし、病院経営を本気で改善したいならば、医師の理解や協力を得たいならば、収益や人間関係に良い影響を与えている医師だけにフォーカスしましょう。

彼らを優先し、彼らが働きやすい環境を作ることが、生産性向上への近道です。なぜなら、良い医師はさらに活躍し、良くない医師が淘汰され、結果、病院経営に良い影響をもたらすから。

すべての医師を動かす必要はありません。ごく一部の医師だけを動かせばよいのです。

医師ならではの心理

では、どのようにして、医師を動かせば良いのか?ここが一番の悩みどころでしょう。

私も、病院コンサルタントになる前は、ICU部長、看護部長、副院長、事務局長を経験し、医師とのコミュニケーションに悩み続けました。

しかし、医師ならでは心理や思考の癖を知っておけば、医師を動かすコミュニケーションのヒントが見つかります。ここでは、医師とコミュニケーションするうえで知っておきたい、3つの心理をご紹介しましょう。

※医師ならではの心理① 「医師を目指した理由は、各々で異なる」

医師になるには、幼少期から厳しい受験戦争を強いられ、医学部へ合格できても、一般の大学生のように遊ぶ暇はありません。そして、卒後は「先生」と呼ばれ、実務経験が浅かったとしても、プロの技術者、職人であることを周囲に強いられます。だからこそ、彼らは医師になった後も、積極的に技術習得へ励みます。このような厳しい環境に身を置く彼らですが、医師を目指した理由は、各々で異なります。高い志を持って医師を目指す方もいれば、お金や地位が欲しくて医師を目指す方もいます。また、親が言うから仕方なく…、医学部に受かったから何となく…という方もいます。もし、医師とのコミュニケーションを成功させたいならば、その先生が、なぜ、医師を目指したのかを、事前に知っておきましょう。それだけでも、あなたが使うコトバや提案は変わります。そして、医師は「きみは、私のことをよく理解している」と思い、あなたの意見へ耳を傾けるようになるのです。

※医師ならではの心理② 「実は、将来が不安」

QOML(Quality of My Life)の多様化が進む今、医師の価値基準も多様化しています。なかでも、「中期的キャリア計画を持たない医師」が増えているようにおもいます。わかりやすく言えば、学位や資格取得、症例経験以降の目的が欠如しているのです。医師の仕事、特に外科系では、高度技能の肉体労働者と言っても過言ではありません。つまり、本来ならば、肉体的なピークを意識して、明確なキャリア計画を持つべき仕事なのです。多くの医師が、この事実を何となく理解していますが、持つべきキャリア計画について誰も教えてくれない状況があります。もし、医師を動かしたいならば、医師ご自身のキャリア計画と紐づけて、病院の経営問題について考えてもらいましょう。このようなコミュニケーションができれば、医師は、病院の経営問題が、自分の人生においても解決すべき重要な問題と理解してくれるようになります。

※医師ならではの心理③ 「医師は医師の言うことしか聞かない」

どの病院でも、「医師は医師の言うことしか聞かない」という問題を抱えていますが、近年、この事態はより深刻化しています。医師どころか「誰の言うことも聞かない医師」が増えているのです。この原因は意外なほどシンプル。病院内に望ましいロールモデル(お手本となる人物)が存在しないから、彼らは、誰の言うことも聞かないのです。別の表現をすれば「誰の言うことを信じれば良いのか、わからずに悩んでいる」ということ。医師の多くは結果を重んじます。だからこそ、医師を動かしたいならば、早急に、ロールモデルとなる医師を作り上げねばなりません。多くの医師が「この先生が言うことならば…」と信用し、かつ、正しく客観的に周囲を導けるリーダーが必要なのです。影響力のあるリーダーを介して、病院経営の問題を語れば、彼らは真剣に耳を傾けます。

また、ロールモデルとなる医師は、先にお伝えしたように、収益や人間関係に良い影響を与えている医師を優先し、彼らが働きやすい環境を用意することで作れます。

成長する病院の医師に必要なマインド

医師を動かすために、もうひとつ重要なことがあります。それは、医師に経営マインドを持っていただくこと。

医師の多くは、自らの仕事について「臨床」「研究」「後進育成」をイメージしているようです。つまり、医療の専門家としてのマインドに偏っているわけですが、これらは、医療の質を高めるうえで、非常に重要なことでしょう。

しかし、経営改善に向かって医師を動かすには、彼らのマインドに「経営」の二文字を刻み込む必要があります。

なぜなら、受け取る側のマインドに「経営」という二文字がなければ、どれだけ努力しても、あなたのメッセージが伝わることはないから。

ここで言う「経営」とは、「自分の職務環境(人・モノ)を自分の責任で作り出し、守ること」。患者もスタッフも設備も、周りが無条件で与えてくれるのではなく、自らが創りださなければならない…という考え方です。

このようなプロフェッショナル論の大前提を病院側が示し、医師達と共有することは、今後の病院経営において欠かせない要素のひとつ。

これまでに、多くの病院をコンサルティングしてきましたが、順調な病院は医師のマインドに「経営」の二文字が深く刻み込まれています。

医師を動かす3つの方法

ここまでの話をまとめると、医師を動かし、病院経営を改善するには以下の3つが重要ということですが…

1、 動かす医師を絞る
2、 医師特有の心理に根差したコミュニケーションを図る
3、 経営マインドの育成

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執筆者

 

 

 

 

TEPPEI SUGIURA

株式会社メディテイメント

代表取締役  杉浦鉄平

30年以上にわたる病院勤務(臨床15年、看護部長10年、事務局長5年)と、病院コンサルタント経験で培った、病院経営における人、モノ、カネすべての問題を解決するメソッドを体系化。このメソッドをより広く普及させるためにメディテイメント株式会社を設立。また、セコム医療システム株式会社顧問に就任。「病院再生コンサルタント」として、多くの病院の組織変革を実行し、高い評価を得る。現在は、コンサルティングと同時に、病院管理者研修、病院の意図を理解し、自律的に行動する医療経営人財を育成する「医療経営参謀養成塾」を運営。

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