研修で効果的に病院の業績をアップさせる方法

ビジネス潜在意識トレーニング

研修で効果的に病院の業績をアップさせるにはどうすればよいでしょうか?

病院の業績を向上させるために最も必要なのは「人」をどう育てるか。

しかし、研修や一時的な教育では決して人は変わりません。なぜならそこに「行動を継続」させる仕組みがないからです。

一般的な集合研修は効果がない

集合研修で業績にむずびつく効果を発揮するにはどうしたらよいか。

私が研修講師として相談を受けたとき、よく聞かれるのが

「研修で人は変わりますか?」というものです。

私に求められる「変わる」とは、例えばモチベーションアップやコミュニケーション力の向上、さらに経営思考が育まれ日常業務への取り組みが変わるなど、業績につながる学習効果なので、カリキュラムをそのように設計しています。

今どこでも医療機関では集合研修を行っています。しかし、はっきり申し上げて一般的な集合研修では人は変わらないと思っています。

一般的な集合研修とは階層レベルで参加者属性を定義し、その人たちが抱えていると予想される課題やテーマを企画側で設定し、指名参加(半強制参加)で行うスタイルだと思います。

具体的に研修で人が変わらない理由は次の3つです。

研修で効果が出ない3つの理由

1.研修で得られる効果が具体的にイメージできない

研修のテーマについてまったく課題意識がない。いま現場が感じている切迫した問題の解決につながるようなテーマではないので学習効果や自己のメリットが感じられない。参加者属性がまちまちでどうしても抽象度の高いテーマになってしまい実務に結びつく学習効果がイメージできない。

2.研修目的が知的欲求の満足に終わっている

外部講師による研修だと、職場でのアウトプットまでをフォローできないため、受講者の気づきや研修の楽しさ、知的好奇心を満たすことが目的となる。学習効果を上げるには職場で行動を継続させるための動機付けが必要だが「良い研修だった」「楽しかった」という評価で終わってしまう。

親睦や院内ネットワークの構築をオフィシャルな場で行うという意味では一般的な集合研修にも価値はあるが行動変容を目的とする場合はインパクトが弱い。

3.研修後のトライアンドエラーと評価制度がない

研修に限らず、そもそも学習とは「知らない」ことを「知る」「やってみる」、そして「できる」ようになること。最終的には「している」という習慣化まで引き上げること。しかし、実際は研修後に評価(フィードバック)をしているところすら少なく、効果が上がらないのが現状。

 

研修を起点に新しい成功習慣を作り業績をアップするには

では研修後に効果を発揮し新しい「成功習慣」を作って、業績上げるにはどうすればよいか?

まず事前期待をマネジメントして受講者の現状把握をすることです。

受講者のどんな問題や課題を解決する研修なのか、受講者の上司も含めて徹底し、受講者のメリットを起点に得られる効果とゴールを言語化します。この時「〇〇ができるようになる」「スタッフが〇〇になる」というように行動レベルで言語化するとイメージしやすくなります。

人の成長には図のように6段階あります。

研修で目指すゴールは「知らない」を「知っている」の段階までだと考えています。

「やってみる」は研修中のワークでリハーサルするくらいで、本来は職場でのアウトプットという実務レベルのことなので、まず必要な共通言語を作ることが十分です。

研修で共通言語ができたら、引き続きコーチングや月1回くらいのミーティングファシリテーションによって「やってみる」「できる」をサポートしていきます。

ここをしっかり押さえておけば行動が習慣化していきますので、とても大事なフェーズですが、ほとんどの場合、研修という手段が目的になってしまい、これが学習効果を得られない最大の要因になっています。

まとめ 研修の効果は「習慣の壁」を超えるきっかけ、

私はコンサルタントとして顧問先で管理者研修も行います。

成熟した組織であれば、研修だけでも自走できるかもしれませんが、新しい秩序やルールができるまでには、これまで信じていた考え方、価値観をいったん手放さなければならないため、非常にストレスを感じます。

この「習慣の壁」を超えるためには組織の深層に潜む「構造的な問題」とは何か、これまで信じていた固定概念や既成概念という、独自の「メンタルモデル」と向き合わなければなりません。

 

氷山モデル「ありがちな問題解決の方法」

※株式会社コーチングフォームジャパン 石見幸三氏

「組織改革」とは、この壁を乗り越えることです。

この間は一時的にパフォーマンスが落ちます。当然業績が落ちるので、上の人たちや長く勤めている人たちほど、この状況を避けようとします。

なかなか業績が上がらない組織は、この壁を突破することハードルとなり、途中で諦めてしまうか、空中分解してしまうケースもあります。

私はそのような病院組織をたくさん見てきたので、ここを共にに乗り超えていく伴走者としてクライアントに寄り添いたいと思いました。

戦略や計画の立案をするだけではなく、研修、コーチング、ミーティングファシリテーションを組み込み、人の成長の6段階すべてに関わることができるコンサルティングをこれからも目指していきます。

 

 

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執筆者

 

 

 

 

TEPPEI SUGIURA

株式会社メディテイメント

代表取締役  杉浦鉄平

30年以上にわたる病院勤務(臨床15年、看護部長10年、事務局長5年)と、病院コンサルタント経験で培った、病院経営における人、モノ、カネすべての問題を解決するメソッドを体系化。このメソッドをより広く普及させるためにメディテイメント株式会社を設立。また、セコム医療システム株式会社顧問に就任。「病院再生コンサルタント」として、多くの病院の組織変革を実行し、高い評価を得る。現在は、コンサルティングと同時に、病院管理者研修、病院の意図を理解し、自律的に行動する医療経営人財を育成する「医療経営参謀養成塾」を運営。

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